【ジャンル:シューティング】
【発売元:任天堂】
【発売日:2011年6月30日】
【定価:5,800円】
ニンテンドウ64版とは似ても似つかぬ別物
同名映画を題材にしたFPS。
映画のストーリーに沿ってステージをクリアしていく1人用のモード、
1台のWiiで最大4人まで対戦できるローカル対戦モード、
そして、最大8人まで対戦できるオンライン対戦モードがある。
操作方法は、『Wiiリモコン+ヌンチャク』や
『クラシックコントローラ(PROも含む)』のほかにも、
『ゲームキューブコントローラ』『Wiiザッパー』にも対応。
1997年にN64で発売された、
伝説のFPS『ゴールデンアイ 007』のリメイクだと思い購入すると、
肩透かしを食らってしまうので注意が必要だ。
というのもN64版のいい意味でのおバカさがほとんど残っておらず、
中身が『コール オブ デューティ』とほぼ同じなので、
すっかり優等生FPSになってしまっている。
鼻タレの旧友に久しぶりに会ったら秀才に変貌していて、
かつての愛嬌が失われた感じだ。
それでも、かなり遊べるFPSであることに変わりはなく、
Wiiの対戦ゲームとして定番になっていくことだろう。
残念なのは、『Wiiスピーク』に対応していない点だ。
FPSのオンラインモードは殺伐としているので、
不意に罵詈雑言を浴びせられる可能性がある。
それを考慮して非対応にしたのなら任天堂らしい判断だが、
フレンド間なら問題はなかったのではなかろうか。
あとは、説明書が淡白すぎるのも少し残念。
ストーリーやキャラクター紹介もないんだもの。
洋ゲーとしては、あたりまえかもしれんけど……。
【8点】