【ジャンル:アクション】
【発売元:ナムコ】
【発売日:1997年12月11日(ゲームアーカイブス版は2011年7月6日)】
【定価:5,800円(ゲームアーカイブス版は600円)】
「わっふー!」とはなんだったのか
児童文学のような世界観が魅力的な『風のクロノア』シリーズの1作目。
グラフィックはポリゴンだが、サイドビューアクションである。
『星のカービィ64』や『がんばれゴエモン でろでろ道中 オバケてんこ盛り』に
近い表現方法だと思う。
ゲーム内容は、不思議な力を宿したリングで敵を膨らませ、
その敵を利用し2段ジャンプをしたり、
つかんだ敵を仕掛けにぶつけながら道を切り開いていったりと、
お子さま向けな見た目とは裏腹に、なかなか骨太なゲームになっている。
とくに後半は、かなりのテクニックを要求される箇所があるにもかかわらず、
ボスでゲームオーバーになれば直前からの復帰ではなく、
そのステージの最初からになるので、心が折れそうになった。
また、各キャラクターが発する言語は“ファントマイル語”という架空の言語で、
画面上には日本語訳が表示され、ストーリーを彩っていく。
最後までクロノアの口癖である「わっふー!」の意味はわからなかったが、
上達を肌で感じることができるアクションゲームの良作としておすすめしたい。
2008年にはWiiでリメイクされ、
オリジナルのPS版はゲームアーカイブスでも配信中だ。
【8点】