マインスイーパとローグの合わせ技!!　『任天童子』をレビュー

【ジャンル：シミュレーション】
【発売元：任天堂】
【発売日：2013年4月3日】
【定価：無料】

景品の底力

　クラブニンテンドーの2012年度プラチナ・ゴールド会員の特典。
3DS専用のDSiウェアというのは、なんだか腑に落ちない。
実際、ブログのカテゴリ分けをするときに『DS』にするか
『3DS』にするかで悩んだ。悩んだあげく『3DS』にしたが……。

　開発元は『ひらり桜侍』を手がけたグランディング。
システムはマインスイーパ＋ローグといった感じの
いぶし銀をさらにいぶしたような渋いゲームだ。

　魔楼閣というダンジョンへ潜り、三種の神器や秘宝を手に入れることが目的。
すべての神器や秘宝は任天堂のゲームで見かけたことがありそうなものばかりなので
集めがいがあり、紹介文も遊び心に富んでいるので、
任天堂フリークにはたまらない仕様だ。

　魔楼閣には異形と呼ばれるモンスターがうろついており、
さまざまな能力で主人公の邪魔をする。
異形や魔楼閣の仕掛けに対抗するために、いろんな効果がある式札を使っていこう。

　派手さはないが戦略性が高い良ゲーだと思うので、
現在ダウンロード不可能なのが悔やまれる。

　それにしても、主人公の名前が“景品（かげしな）”というのは
自虐と受け取っていいのだろうか。

【７点】