【ジャンル：アクション】
【発売元：任天堂】
【発売日：1994年3月19日】
【定価：9,800円】
スーパーメトロイド スーパーオモロイド
マリオやゼルダが国道にあるファミレスだとすれば、
メトロイドは急行のとまらない私鉄の駅にある老舗の洋食屋だと思う。
絶対においしいんだろうけど、いかんせん入りづらい。
そんなジレンマを抱えながら、
私は『スーパーメトロイド』という店に勇んで入った。
とはいえ、１人で入るのは億劫だったので長いつきあいである
ゲーム朋友のＮ氏と入ることにした。
そもそも、この店をすすめてきたのはＮ氏なのだ。
ゲームボーイの『メトロイド２ RETURN OF SAMUS』と
ゲームボーイアドバンスの『メトロイド ゼロミッション』くらいしか
メトロイド経験のない私にとって、メトロイドマスターであるＮ氏が
いっしょにプレイしてくれるのは、じつに頼もしい。
Ｎ氏はネタバレを避けるために、ちょうどいい距離で助力してくれる。
硬派なこのゲームを１日でクリアするには彼の力が必要不可欠だ。
しかし、そんなＮ氏も小学生時代にはじめて本作をプレイしたときは、
「買うゲーム、間違えた」となったらしい。
本作は探索型2Dアクションだ。広大な惑星ゼーベスを探索し、
宇宙海賊に奪われたベビーメトロイド（生物兵器の赤ちゃんみたいなもんです）を
奪還せよ！
惑星ゼーベスには主人公のサムス・アランをパワーアップさせる
さまざまアイテムが隠されている。
アイテムを取ることによりサムスのアクションが増え行動範囲が広がるのだが、
隠し通路を見つけたり強敵を倒さなければならなかったりで、
一筋縄ではいかない。
とくに、隠しキャラの動きを見て説明書にも載っていない隠しアクションを
察しなければいけないシーンは、大人も子供も、おねーさんもギャン泣き必至!!
あと、中盤の難度がエグいので気をつけて。
多少なりとも人を選ぶゲームではあるが、
『スーパーマリオワールド』や『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』の
次くらいにはプレイしてほしいスーパーファミコンの名作であることは間違いない。
【９点】
