【ジャンル:アクション】
【発売元:任天堂】
【発売日:1983年8月15日】
【定価:4,500円】
がんばれ、ジュニア! マリオを葬れ!!
前作『ドンキーコング』と同様にジャンルは固定画面アクションで、
ファミコンのローンチタイトル。
今作はマリオが悪役の珍しい作品だ。
主人公のドンキーコングジュニア(以下、ジュニア)を操り、
マリオにさらわれたドンキーコングを救出するのが目的。
マリオの悪役っぷりは板についていて、
こちらが本性なんじゃないかと疑ってしまう。
ワニや鳥や電流を使ってジュニアを追い込む姿は、悪役レスラーさながらだ。
一部のステージが省かれていた前作とは違い、
アーケード版と同じく全4ステージが収録されている。
ステージのいたるところに伸びているツタを駆使して、
画面上部のドンキーコングを救うのだが、このツタにつかまるアクションが楽しい。
左右のツタを両手で持つこともでき、両手で持っている状態では
上昇スピードが早くなり、片手では下降スピードが早くなる。なかなか芸が細かい。
のちに『スーパーマリオカート』などにも登場する
ジュニアのデビュー作はマリオの黒歴史でもあったが、
ゲーム自体は出来がいいので安心してプレイしてほしい。
【7点】