カサロシのログ

消化と記録(ゲーム成分多め)

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『週間ファミ通 2021年11月18日号』を読んで思うこと


【発売日:2021年11月4日】
【定価:580円】

桜井さん、18年7ヵ月間もおつかれさまでした!

 “Kindle Unlimited”で『週間ファミ通』(以下、ファミ通)を読めるのを知り、
ひさしぶりにファミ通を読んだ。1999年のゲーム・キッズだった俺が、
毎週とまではいかなくても定期的に購読していた雑誌だ。
ファミレスで夏休みの宿題をする傍らには、
ハガキ職人に憧れて“日本一レベルの高いお笑いネタ投稿ページ”と謳われていた
ファミ通町内会」にも投稿するほど、ファミ通は愛読書だった。
ところが2013年のゲーム・ユースになった俺にとってのファミ通は、
コンビニでトイレを借りるときに先客がいた場合の待ち時間に立ち読みする程度の
存在へ成り下がっていた。

 今回紹介する2021年11月18日号の特集は3つ。

 なんといっても目玉は、18年7ヵ月間の長期連載コラムである
桜井政博のゲームについて思うこと」の最終回スペシャル記事だろう。
このコラムはカービィスマブラの生みの親であり、
イケメンゲームクリエイターとしての名声をほしいままにする桜井政博氏が
作り手と遊び手の視点でロジカルかつユーモラスに
ゲームのあれこれを綴るコラムだ。
連載を振り返ると同時に桜井氏の功績を振り返るような構成で読み応え抜群!
セガから依頼を受け、ムシキングLSIゲーム『そだてて!甲虫王者ムシキング』の
ゲームデザインを手がけていたのは、さすがに知らなかったなあ……。
ちなみに表紙を飾っているのも桜井氏なのだが、
ファミ通の長い歴史のなかでもクリエイターが表紙を
占めるのははじめてのことらしいぞ。
すげえや、桜井氏! ゲーム業界のジャニーズ!
YOU、『メテオス』の続編つくっちゃいなよ。

 “メトロイドヴァニアの深遠なる魅力”と題した特集では、
『Bloodstained: Ritual of the Night』や
『Ori and the Will of the Wisps』などの人気のメトロイドヴァニアを紹介!
そして、メトロイドヴァニアクリエイターの座談会も収録されており、
このジャンルならではのこだわりを余すところなく語り尽くしている。
メトロイドヴァニアを敬遠している人にこそ読んでほしい記事だった。

 推しキャラへの熱い気持ちとファンアートが目を引く、
OCTOPATH TRAVELER 大陸の覇者』のサービス開始1周年記念特集は、
“廃課金”して貢ぐファン心理も理解できそうな尊さに満ちていたぞ!
俺も近々、“Xbox Game Pass”で前作の『OCTOPATH TRAVELER』を
プレイしようと考えていたので、みんなの熱意に背中を押されまくったぜ!

 特集以外のおなじみのコーナーも懐かしかった。
福田有宵先生の占いがまだ続いていて、びっくり!
伊集院光氏のコラム、「伊集院光 接近につきゲーム警報発令中」は
安定のおもしろさ。『ダンジョンエンカウンターズ』を“集団シレン”と称していて、
俄然興味が湧く。あいかわらずのシレンフリークっぷりに、なんだか安心。
そういえば、以前は「イッテツ戦車を切り抜けたらマムルに殺られた」という
コラムだったよね。

 攻略情報を見るのはネットでも十分かもしれないけれど、
雑誌という媒体で伝えられる情報には編集者の骨折りが感じられていいよな。
レジェンド級の誤植はパワーワードとして語り継がれていくしね。
インド人を右に