時の流れ、早すぎない?
年々、時間の容赦のなさに慄然とする。仕事に忙殺される日々を送りながら、
「俺は生きているうちに、あといくつのゲームをクリアできるだろうか。
あと何冊の本を読めるだろうか。あと何曲の音楽を聴けるだろうか。
あと何本の映画を観られるだろうか」などと考えたりもする。
この疑問は高等遊民を夢見ている多くの労働者にとって永遠の課題だ。
さて、少しばかり感傷に浸ってしまったが上半期を振り返り、
どれくらいの文化を消化できたのか確認してみようと思う。
まずはゲーム。クリアしてレビューを書いたものを以下に貼付する。
うーむ、7本か……。ほぼ週末ゲーマーと化している現状からすれば、
奮闘したほうだと自賛したいけれど、やっぱり少ないな。
半年に20本、年間40本はゲームをクリアしてドヤ顔したい。
次は読んだなかでとくにおもしろいと感じた本を
読了ツイートを貼付して紹介する。
柳井政和さんの『#電書ハック』(文春e-Books)を読了。本の虫である枝折は念願の出版社に就職するが、配属されたのは電子書籍編集部だった。紙の本を至上とする枝折の運命はいかに。お仕事小説として楽しめるだけではなく、紙・電子論争、作家と編集者の心組みといった斯界の内情を描いた逸品。 #読了
— カサロシ (@Kasarosi) January 5, 2022
畠山健二さんの『スプラッシュ マンション』(PHP文芸文庫)を読了。分譲マンションの住人である葉山・麻丘・南は、管理会社と癒着している管理組合理事長・高倉をとっちめるべく、“大人のいたずら”を決行する! 急流を下るように人生の悲哀すら笑い飛ばす痛快すぎる小説だ。 #読了
— カサロシ (@Kasarosi) February 20, 2022
荻原浩さんの『オロロ畑でつかまえて』(集英社文庫)を読了。過疎化が甚だしい寒村・大牛郡牛穴村が、村の起死回生のために一念発起し、村おこし大作戦を敢行! だが、協力してくれる広告代理店は、倒産寸前の最弱プロダクションだった――。ユーモア小説の名手が送る思わず吹き出す傑作だ。 #読了
— カサロシ (@Kasarosi) February 28, 2022
東直子さんの『とりつくしま』(ちくま文庫)を読了。この世に未練がある死者にモノへの転生を口添えする“とりつくしま係”。母は息子のロージンバッグに、弟子は師匠の扇子に、老人は司書の名札になった……。死者と生者の多様な愛を描いた短編集。 #読了
— カサロシ (@Kasarosi) June 6, 2022
本ももっと読んで、うんちく垂れ流しスノッブおじさんになりたい。
人生は一生勉強である。
続いては音楽だが、なかなか新しいものをディグられずにいる一方、
夏に車を走らせて入道雲を見ながら聴くあいみょんは最高だと思う自分がいて、
「スピッツの後継者はくるりやフジファブリックではなく、あいみょんだ」
と再認識するのだ。スピッツの熱狂的ファンだと公言する彼女は、
スピッツのエッセンスを理解して取り入れることが抜群にうまい。
最後に映画だが、上半期に視聴できたのはたったの2本。
『ゴジラvsビオランテ』を視聴。G細胞とバラを融合させたビオランテの不気味さとバブル期の勢いがある人間ドラマが印象深い作品。音楽はすぎやまこういち氏。「薬は注射より飲むのに限るぜ、ゴジラさん!」は名セリフ。クライマックスの例のシーンはリッツパーティーを強行したくなる力がある。 #映画
— カサロシ (@Kasarosi) March 21, 2022
『シン・ウルトラマン』はウルトラマンの知識がなくても存分に楽しめる映画だった。●●い長澤まさみさんは圧巻!
— カサロシ (@Kasarosi) May 22, 2022
うん、非常に少ない。下半期は前々から観たいと思っている
劇場版『機動警察パトレイバー』が3作ともHuluやU-NEXTにあったので、
盆休みにでも視聴して充実した映画ライフを取り戻したい。
こんな感じで上半期はあっという間に過ぎ去った。
それはそうと先月から今月にかけて出費がかさんでしまった。
というのも、3DSおよびWii Uのニンテンドーeショップが終了してしまうので、
25,000円分くらいのソフトを爆買いしたからである。
それから、自室用のウインドエアコン(約40,000円)も購入。
けっこうな出費だが、酷暑にうだることを鑑みると安い買い物だ。
ウインドエアコンの冷風を浴び、こいつらも心なしか喜んでいるようだ。