シャンティ -海賊の呪い- (Shantae and the Pirate's Curse) - インターグロー
シャンティ -海賊の呪い- for Nintendo Switch - オーイズミ・アミュージオ
【ジャンル：アクション】
【発売元：オーイズミ・アミュージオ（旧インターグロー）】
【発売日：2015年11月19日～2018年10月25日】
【定価：1,980円～4,200円】
あらゆるところが、ぷるんぷるん!!
魔人と人間のハーフとして生を享けた少女、シャンティが活躍する
人気シリーズの３作目。シャンティの攻撃方法がほかに類を見ないもので、
その美しい紫色の髪で敵を串刺しにしていく。髪が武器というだけあって
攻撃力を上げるアイテムが“シャンプー”なのも、いいセンスだ。
ジャンルはサイドビューアクションで、
砂漠が広がる島やゾンビだらけの島など、趣を異にした７つの島を冒険する。
それぞれの島にはダンジョンがあり、最奥にボスがいる。
各ダンジョンで手に入るアイテムは、そのダンジョンのボスに有効で
新天地の活路を開くこともできる。
プレイ感覚は現代風に遊びやすくした『リンクの冒険』といったところだ。
ストーリーは悪いやつが復活して、かつての宿敵と共闘する
非常に熱い展開なのだがシリーズファンを前提にした語り口なので、
少し説明不足に感じた。また、ローカライズが雑で
翻訳がぎこちないのが気になった。
翻訳の質が高かった『ゴルフストーリー』とは月とスッポンである。
では、評論家のような鋭い感想を書いたところで本作の醍醐味である
キャラクターの魅力および乳と尻のすばらしさ、
もとい女体の神秘な美を見ていこう！
な、なんだ！ その潤んだ瞳は！ ここはPC-FXじゃねえんだぞ！
寝巻き姿と入浴シーン。
ちょっとしたイベントでも専用の立ち絵を用意するあたり、
相当な変態最高のプロフェッショナルが開発チームにいるのだろう。
宿敵リスキィ・ブーツ。
彼女と協力して巨悪のパイレーツ・マスターを倒すのだ！
リスキィのツンデレっぷりに振り回されるのが健全な萌え豚の正しい所作である。
各島への移動画面。移動はリスキィの海賊船で行う。
そんな格好で海風に耐えられますか？
“脇”役もしっかりエロい！ もれなくエロい！ セクシャルの福袋や～!!
ザコ敵もこのとおり色気たっぷり。人外好きになっても知らんぞ！
しかしながら、性的嗜好は屈折して孤独であればあるほど尊いとも思う。
ライフの最大値を上げてくれるお姉さまはボンデージファッション。
もう、俺の“愚息”をぐちゃぐちゃにしてほしい気分だ……。
で、ライフを上げる方法がこれ。
ハート・スクイッド（ゼルダでいうところのハートのかけら）と呼ばれるイカを
ぐちゃぐちゃにしてハートのうつわみたいにするんだろうね。
うーん、エログロナンセンス！
多感な時期に見るとクラッシュ系の性癖に目覚めるのも待ったなしである。
砂漠の国の王女に間違われて、こんなコスチュームになってしまうシャンティ。
ありがとうございます、本当に。
このイベントの力の入れ具合は異常で、
シャンティのドット絵が王女バージョンになっているばかりか、
同じく王女に間違われたサブキャラクターたちの立ち絵も用意されているので、
たまらんぞ。
屈強な女海賊リスキィ・ブーツさまともあろうお方がご覧の有様に……。
シャンティより胸が大きいね。
元気いっぱいのゾンビ娘ロッティ・トップス。
ゾンビなのに健康的なボディとすてきな笑顔を具有していて
腐乱臭も気にならない。
シャンティの親友スカイ。鷹匠の彼女もまた巨乳だ。
はい、以上で本作の魅力の８割くらいは伝えられたと思うけど、
女性キャラ以外も個性的でイカしているぞ。さらっと紹介していこう。
タコに見えるイカ、スクイッド・バロン。
ボスキャラであることに誇りを持つ反面、
結局は中ボスでしかない自分に嫌気が差している。情緒不安定でメタ発言が多い。
ボスの二つ名もおもしろい。“正統派ドラゴン”とは？ ドラクエのあいつかな。
いきなり暴言を吐いてくる旅行会社の営業マン。とっとと定年退職しやがれ！
単眼マッチョなお兄さん。そのセリフは、それ以上いけない。
自らの体臭をくれる謎の男。
というか体臭がキーアイテムになっているのは嫌だろ。
こんな感じで老若男女問わず、個性的なキャラが目白押しの本作。
もちろんキャラの魅力だけに頼らず、アクションゲームとしての
おもしろさもバッチリだ。探索要素もあるが、
さほど難しくはないのでライト層にも薦めたいメトロイドヴァニアといえる。
俺は“Xbox Game Pass”でプレイしたが、
日本人に違和感のない翻訳を求めるならSwitch版がいいだろう。
3DS版は女性キャラたちの“恵体”が飛び出すので、
ドスケベ重視の諸兄にはそちらもおすすめである。
【８点】
