カサロシのログ

消化と記録(ゲーム成分多め)

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パッケージが微妙にダサい! 『ソウルブレイダー』をレビュー

 


【ジャンル:アクションRPG
【発売元:エニックス
【発売日:1992年1月31日】
【定価:8,800円】

パッケージは地雷っぽいが名作

 このゲームの配信をニコニコ生放送ではじめて間もないときに、
あのサイバー攻撃が発生して配信は中断せざるを得ない状況になった。
その後、ニコ生が復活して無事にクリアできたのでレビューしていくぞ!

 本作を開発したのは『アクトレイザー*1』で名を馳せたクインテット
同社が開発した作品のなかでも本作と『ガイア幻想紀』『天地創造』は、
クインテット三部作”と呼ばれているアクションRPGの名作で評価が高い。

 ストーリーは、ヤベえ王さまに才能を認められたヤベえ発明家がつくった
悪魔召喚装置から出現したデストールが世界を消し去り、
生き物の魂を封印してヤベえことになっているところに
天空の少年が降り立ち、世界を救うといったもの。
この天空の少年(主人公)が仁王立ちしているパッケージがダサいのである。
主人公のバックに描かれているデストールさんはかっこいいから、
彼のダサさが一段と際立つ。

 ダンジョンのあちらこちらにある赤いポイントは魔物の巣。
ここから出てくるモンスターを全滅させると巣を破壊できる。
破壊された巣は緑になり、それを踏むとなんらかの魂が解放されて
各ステージの拠点が復興していく。

 ヤギの魂を解放! メェェェェェ!!

 あ、君は人語を話せるタイプのヤギなのね。というか、しつけえな!

 常連のヤギ。ダンジョンで魔物の巣を壊して復興した拠点でフラグを立てると、
いままで行けなかったところも探索可能になる。

 主人公は剣での通常攻撃のほかに、
敵を倒したときや宝箱から得られるJEMを消費して魔法攻撃もできる。
魔法は主人公のまわりを飛んでいるソウルから発射されるので、
使いこなすにはコツがいる。俺はほとんど通常攻撃しか使わなかったなあ……。
なお、ゲームオーバーになるとJEMはゼロになってしまうぞ。
クリア後に説明書を読んで知ったけど、L/Rボタンを押すと発動する
カニ歩きと突き攻撃にはJEMを吸い寄せる効力もあるので、
回収不可能な位置にJEMがある場合は使ってみよう!

 各ステージのボスを倒すと石が手に入り、次のステージへ進められる。
6つのステージを解放すれば、いよいよ魔王デストールとの対決だ!
ヒロインのリーサは説明書に載っているイラストこそかわいくないものの、
クリア後に表示されるグラフィックは拝顔の栄に浴する価値があるぞ!!

 クインテットが開発しているだけのことはあって出来のよい作品だった。
難度は適度にぬるく、シンプルにまとまっている。
BGMはゴダイゴ*2タケカワユキヒデ氏が作曲しており、
どの曲もゲームと非常にマッチしている。
調べてみたら、同氏はほかにも『桃太郎道中記』や
龍が如く5 夢、叶えし者』などのゲーム音楽を手がけているらしい。

ソロギターでゲーム音楽を弾いているブログ。憧れます。

 パッケージのダサさは後世にまで笑いぐさになるだろうが、
ライトでおもしろいアクションRPGに飢えている人におすすめしたい名作だ。

【8点】

 

*1:1990年12月16日にスーパーファミコンで発売された横スクロールアクション。
土地を開発して人口を増やし、魔物の巣を封印させることが目的の
シミュレーションゲームのような要素もあるのが特徴

*2:1975年に結成されたロックバンド。「ガンダーラ」「銀河鉄道999」などの楽曲が有名