【ジャンル:アクション】
【発売元:コナミ】
【稼働開始時期:1990年】
下水道で暮らしている亀って激臭だろうな
カテゴリに“アーケードゲーム”を作成したから当ブログでも、
ゲーセン野郎が舌を巻くようなゲームを紹介してコアな読者を獲得したい。
まあ、さすがに基板には手が出ないからコンシューマに
移植されているやつ限定だけどね。
そんなわけで今回はルネサンスの巨匠たちの名がつけられた
ミュータント亀忍者たちが活躍する本作をレビューしていくぞ!
プレイ環境はPS4版の『T.M.N.T.カワバンガコレクション』だ。
『ミュータント タートルズ:シュレッダーの復讐』のレビューはこちら。
本作は数多く発売された
『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』のゲームの
初期作品でアーケードゲームとしては1作目である。
稼働当時、国内ではまだアニメ化されていなかったため、
ゲームセンターなどでこのゲームを見かけた子どもたちに
相手をしてもらえなかったのは想像に難くないが、
内容はまっとうなベルトスクロールアクションで
コナミの丁寧な仕事ぶりにインサートコインを促されるだろう。
幕あいに表示される画像もなかなかクオリティが高い。
宿敵・シュレッダー*1にさらわれるヒロインのエイプリル・オニール。
さらわれながらも勇ましい表情でシュレッダーを殴ろうとしているように見える。
彼女はテレビ局のリポーターだけあって行動力が旺盛で血気盛んなのだ。
そうそう、アメリカのポルノ女優で同姓同名の人がいるぞ。
股間がみなぎって仕方がない読者諸兄は、ぜひチェックしてみよう!
サブカル好きのポルノスターとして、ゲームのポルノ版パロディの監督もされているみたいです。
ピザを見つけると「ピッザタァ~イム!」と喜ぶのがウザくて最高。
でも、箱に入っているとはいえ下水道の地べたに置かれたピザを食べるのは嫌だ。
亀の頭にキスって……健康な日本男児なら否が応でも
淫猥なメタファーを想像してしまうね。
大事故じゃねえか! 高額賠償待ったなしだぞ!
原作をうまく再現してアメコミの雰囲気を内包した
良質なベルトスクロールアクションで、別にドブ亀たちのファンでなくても
十分に楽しめるゲームだと思う。
難度はそこそこ高いが、『T.M.N.T.カワバンガコレクション』では
“巻き戻し機能”や“どこでもセーブ&ロード”といった便利機能が使えるので、
ノンストレスでクリアできるぞ。
さあ、憎きフット団を蹴散らして日々のストレスを発散させていこう!
【7点】
*1:本名は沢木御六、愛称はサワキちゃん、蔑称は鉄板頭