【ジャンル:アクション】
【発売元:コナミ】
【発売日:1990年12月7日】
【定価:7,000円】
ファミコンのベルトスクロールとしては上出来
今年クリアしたいゲームに手をつけずに
ついつい『T.M.N.T.カワバンガコレクション』に収録されている
亀ゲーを消化してしまっている。
手軽にできるベルトスクロールアクションが多いのと
トロフィー稼ぎにもなるのが理由だ。
今回は以前レビューしたアーケードゲーム、
『T.M.N.T. スーパー亀忍者』をファミコンに移植した『T.M.N.T.』をレビューだ。
タイトルがシンプルになっているから、
その筋では“スーパーじゃないほうの亀忍者”とか呼ばれているのかな。
『T.M.N.T. スーパー亀忍者』のレビューはこちら。
本作はファミコンで発売された2作目のタートルズゲーである。
前作の『激亀忍者伝』は出来損ないの『リンクの冒険』みたいな問題作で
AVGN*1ことジェームズ・ロルフ氏もブチギレだったが、
こちらはアーケードのベルトスクロールアクションの雰囲気を
ファミコンで味わえる良作だ。
アーケード版にはないステージや敵が追加されているのが嬉しい。
ハードの制約上オミットされている部分もあるが、
引かれたところよりも足されたところのほうが目立つので気にならない。
なんだこの『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に出てきそうな除雪車は!?
シリーズでおなじみの地べたピザ。
アーケード版では箱に入っていたが、こっちはマジで直置きだ。
まあ、仰向け(?)だからギリいける!
ファミコンだと再現が難しそうな高速スクロールステージも漏れずに収録。
高速道路上でヘリと跳び蹴りで戦う
かっちょいいスクリーンショットが撮れたので満足だぜ。
ここはフット団アメリカ支部。“一日一悪”……いい社是ですね。
小学生のころに友だちの家で何度かプレイしたこともあるんだが、
いつもこの虎に苦戦してこれより先のステージには行けなかったんだよな。
『T.M.N.T.カワバンガコレクション』の“巻き戻し機能”を使えば、
こういった難所も楽勝だぞ。
アーケード版だと目を開けて接吻し亀の頭を弄んでいたエイプリルは、
ファミコン版では目を閉じてしおらしい印象になった。俺はこっちのほうが好きかな。
大事故グラフィックも再現。ちゃんと保険に入っているよな?
アーケード版と同じく、原作の雰囲気を大事にしたベルトスクロールアクションで
コナミらしい良質なキャラゲーだった。
【6点】