カサロシのログ

消化と記録(ゲーム成分多め)

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動くものはすべて撃て!! SF西部劇シューティング『ワイルドガンズ』をレビュー

ワイルドガンズ(駿河屋)


【ジャンル:アクション】
【発売元:ナツメ】
【発売日:1994年8月12日】
【定価:9,200円】

ナツメの底力を窺い知れる快作

 『メダロット』シリーズなどの開発で知られるナツメ謹製の本作は、
自機と照準を同時に操作する3人称視点のガンシューティング・アクションだ。


 プレイヤーキャラは2人。
宇宙を股にかける賞金稼ぎで西部開拓時代の流れ者に憧れる
ヒゲの濃いおじさんのクリントと、両親を悪名高い海賊キッドに●されて
復讐の炎を燃やしている大地主の娘のアニーから選ぶのだ。
まあ、よほどのおっさんずラブでない限りアニーにするよな。
2人プレイのときに同キャラ選択が可能なのでアニーの取り合いで
ケンカになることもなく安心である。
キャラ選択時にA・B・X・Yボタンを押すとコスチュームと照準の色を変えられる。
2人に性能差はほとんどないが、アニーのほうが回避後の無敵時間がやや長いらしい。


 次々と現れる敵の放つ銃弾をかいくぐり、容赦なく撃ち●していくのが痛快!
SFな世界が舞台なので男心をくすぐる巨大メカも登場するぞ。


 基本的には射撃と回避を無心に繰り返すゲームだが、
近くの敵には近接攻撃をしたり、投げ縄で敵の攻撃を封じるなどの工夫も必要。
また、敵が投げてきたダイナマイトを拾って投げ返すことも可能だ。
これらの要素をうまく活用して荒野の覇者になろう!


 破壊できるオブジェクトが多く、ムダ撃ちするのも楽しい。
“Welcome”と書かれたネオンサインを分けて壊せるところにこだわりを感じた。


 ステージ2以降は好きなステージから攻略可能。
この画面のアニーの脚線美がたまりませんね……。


 スコアアタックモードは照準だけを動かすシンプルな射撃ゲーム。
3ステージの合計スコアを競うのだ!
2人プレイが熱いのは言わずもがなだが、ぼっちでもCOMと対戦できるから
腐るんじゃねえぞ。


 クリント勝利時の画像。ナイスガイだが体臭はキツそう。


 アニー勝利時の画像。やはり守りたいのは、こっちの笑顔である。
気品と色気が同居する眼差しに俺の心は撃ち抜かれたのさ……。

めちゃくちゃ熱いレビュー。悔しいけれど、俺の雑文では到底かなわない。

 プレミアソフトなのでなかなか手が出にくかったが、
現在はNintendo Switch Onlineでもプレイ可能。
リメイクの『ワイルドガンズ・リローデッド』も気になるので、
そちらにもそのうち挑戦したい。

 辣腕開発メーカーとしてコアなゲーマーには知られるものの、
知名度が高いとは言いがたいナツメの実力を広めるのに貢献した
スーパーファミコンの傑作のひとつである。

【9点】