


【ジャンル:アクション】
【発売元:任天堂】
【発売日:1997年3月21日】
【定価:4,800円】
CMが妙にセクシーだった
破壊のプロフェッショナル集団・ブラストドーザーとして、
さまざまな重機やロボットを操り、立ち塞がる建造物を木っ端みじんにする
3Dアクションゲーム。開発は『スーパードンキーコング』で
スーパーファミコンキッズに衝撃を与え、ニンテンドウ64では
『ゴールデンアイ 007』や『バンジョーとカズーイの大冒険』などを送り出した
レア社だ。そして、本作はレア社のニンテンドウ64参入第1弾である。
ざっくりと概要を書いたがゲーム本編よりも、
内容に不釣り合いなCMが印象に残っている人も多いだろう。
名前のわからない女優が「めっちゃめちゃにして……」
「決め手は高度なテクニック」といった色気たっぷりのセリフを吐くCMは、
無垢だった俺のリビドーを増進させるには十分だった。
▲Xbox One・Xbox Series X|S版『ゴールデンアイ 007』のレビューはこちら。
▲レア社のスターコンポーザー・デビッド・ワイズ氏をフィーチャーした記事その1。
▲レア社のスターコンポーザー・デビッド・ワイズ氏をフィーチャーした記事その2。

おもな目的は暴走したトレーラーが安全に走行できるように進路上の
建造物を破壊すること。このトレーラーにはFK540という化学物質が
満載なので些細な衝撃で爆発してしまうおそれがあるうえに、
その物資が気化してトレーラーから漏れ出し、街を汚染しているのだ!
これは危険手当マシマシじゃねえとやってられねえ状況だな!

ブラストドーザーの仕事は破壊だけではない。
1ステージにつき100個設置されているRDU(FK540の中和装置)を
作動させる除染作業もある!
「面接時に聞いた業務内容と違うのですが……」と言っても、
「うちの業務は多岐にわたるんだ。まあ、慣れるよ」と言われて、
中身がスカスカのOJTがはじまるんだろうな。

ほ、ほら、こんなかっちょいいロボットにも乗れるんだから、
超危険な作業だって楽しい時間に変わるはず。
画像は回転アタックが得意技のパワフルなロボ、サンダーフィストだ。
ほかにもジェット噴射で飛び回れるロボ・J-ボム、
車体の両サイドから2本の腕が伸びるクセつよ重機・サイドスワイプなど、
多様なメカが登場するぞ!

球体のステージ選択画面とここで流れるBGMが好き。
クリアに必須なメインステージだけではなく、サブゲームを行うミニステージや
各種メカの操作を実地で学べる練習ステージもある。
ステージクリア時の成績によって金・銀・銅・プラチナのメダルを取得できたり、
ゲーマーの血がたぎるやり込み要素が用意されているのも注目したいところだ。
ただ、全ステージでプラチナを取得するのは廃人まっしぐらの至難の業なので、
無理はしないでね。
▲本作最上位の称号、“まいりました”について書かれたニコニコ大百科の記事。

エンディングを見るだけなら全メインステージをクリアし、
特定のステージに隠れている6人の化学者を発見すればいい。
まあ、わかりにくい場所にいらっしゃりやがるんだけどな。

エンディング後はスペースシャトルの不時着を支援するミッションが発生!
「面接時に聞い(後略)」
「うちは宇宙産業とも関わりがあるんだ。あ、明日から出張ね」

ということで、吉野家もやよい軒もない月面での業務がはじまる!
ここで耳寄りな情報! 実はこの月面ステージが最後ではなく、
な、なんと、まだ続くのだ。月面の先はキミの目で確かめてくれ!
一部のメカが扱いづらかったり、3大鬼畜ステージであるエンジェルシティ・
ダイヤモンド砂漠・オイスター港の難度が激ヤバなのは少し気になった。
しかし、大胆かつ慎重な操作が求められるスリリングなゲーム内容、
レア社が得意(?)とする隠し要素を探す楽しみなどは、
ほかのニンテンドウ64の名作に比肩するおもしろさだ。
40 years of @RareLtd.
— Rare Ltd. (@RareLtd) 2025年8月4日
From devoted Rare gamers to single-series stalwarts, we want to show our appreciation for anyone who's visited even just one of our worlds. For keeping an assorted ragtag of creatives working magic in the Midlands, only two words will do: THANK YOU 💙💛 pic.twitter.com/Z33HzSFBH9
▲昨年創立40周年を迎えたレア社の公式Xアカウントによる記念ポスト。
シリーズものでもなく、洋ゲー特有の雰囲気が充満している本作を
拒絶する人も少なくないだろうが、先入観なしで楽しんでほしい快作。
前述の鬼畜ステージにも何度も挑戦したくなる妙な持ち味がある。
現在は実機以外でも、2015年発売のXbox One用ソフト『Rare Replay*1』に
収録されている本作の海外版『Blast Corps*2』をプレイする方法や
Nintendo Switch Onlineで国内版を手軽にプレイ可能だ。
【9点】




