カサロシのログ

消化と記録(ゲーム成分多め)

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おまっとさんでした! 紀行クイズ番組をゲーム化! 『なるほど!ザ・ワールド』をレビュー



 


【ジャンル:クイズ】
【発売元:トミー】
【発売日:1994年11月25日】
【定価:9,500円】

最高視聴率は36.4%の大人気クイズ番組!

 1981年~1996年まで15年にわたってお茶の間を楽しませた
レギュラー放送終了後も、いまだに特番として復活する息の長いクイズ番組
『なるほど!ザ・ワールド』がゲームになった!
今年の元日に放送された特番の司会は有吉弘行氏と指原莉乃氏がMCだったが、
本作はレギュラー放送時のオリジナルメンバーである
愛川欽也*1氏(以下、キンキン)と楠田枝里子氏の黄金コンビが
MCを務めているので、長年のなるほどファンも懐旧の情が湧き上がるだろう。

▲Smart FLASHによる記事。楠田枝里子氏はいまでもご健勝そうでよかった。


 キンキンの柔和な目と楠田枝里子氏のバイタリティあふれる表情が
プレイヤーを迎えてくれる。この2人はボイスも入っていてサービス満点だが、
うしろにいる解答者たちは有象無象かつ正体不明だ。


 番組の名物キャラである無口なマジシャン、トランプマンも登場!
当時はミステリアスで謎の多い人物だったが近年はマラソンにも挑戦し、
意外な胆力で周囲を驚かせた。

▲トランプマンの所属事務所・東京マジックのページ。ちなみにサンミュージックにも在籍している。

 メインモードは“一人でノーマルクイズ”。
ゲームの流れは、トランプマンによる席順決めゲーム→早押しクイズ→
なるほどクイズ→各国にちなんだ問題を答えるレポータークイズ→
一発逆転のチャンスになるかもしれないジャンピングゲーム→
運ゲーとしか言いようがないプレゼントゲームの順で構成されている。

 以上、6つのコーナーでもっとも重要なのは席順決めゲームである。
なぜなら、そのあとに続くなるほどクイズとレポータークイズは
左側の席(1位)から答えていくので、最低でもここで2位には入らないと
かなり厳しい戦いになってしまい、優勝が遠のくのだ。

 ほかにも『マルチプレイヤー5』を使えば、最大4人まで同時に遊べる
“みんなでクイズ!”やジャンピングゲームのみをプレイできる
“みんなでアクション!”といったモードが楽しめるぞ。


 黒ひげ危機一発状態になったトランプマンを見たMCの一言。
うん、仕事はつらいよね。あー、どっかに月給50万円くらいもらえて、
完全週休2日制で、社内には聖人のような人しかいなくて、
限りなくカスに近いクズの俺でも雇ってくれる会社はないかな……。


 正解すると左側の上席に移れる。キンキンが穏やかに圧をかけてくるが、
落ち着いて答えていこう。早押しクイズは4択、
なるほどクイズとレポータークイズは6~8択で、最終コーナー終了時に
3位に入っていればステージクリアなので、なんとかなるはずだ。
しかし、問題はなかなか歯ごたえがあり、浅学の俺にとっては難しかった。
オプションでさらに難問が出題される設定にも変更可能だから、
QuizKnockとかが好きでついつい知識をひけらかして嫌われがちな頭でっかちは、
ぜひチャレンジしてみてほしい。


 誤答すると、さらなる圧が君を襲う。
Z世代からするとパワハラに見えるかもしれないが、これは“叱咤激励”なので
何も問題はないのだ。高度経済成長期はこういったことがあたりまえに
行われていたから日本は発展したのだぞ*2


 ジャンピングゲームはアクション性のあるミニゲームでクイズ感や
なるほど感も皆無。内容は『マリオパーティ』シリーズのミニゲームを
水で割って加齢臭フレーバー(?)を足した無趣味な中年男性が好むような
退屈なラインアップだ。


 “一人でノーマルクイズ”は1年かけて12ヵ国を巡りながら、
番組を放映する設定。半年ごとに“春の祭典スペシャル!”と
“秋の祭典スペシャル!”という問題数が増えた特別なステージが用意されており、
キンキンと楠田氏の掛け声も専用のものになっている気合の入れようだ。


 パスワードで中断できるのはいいが、ムダに長くて面倒。
ステータスなんてない進行度くらいしか保存していないと思われるクイズゲームで、
これほど長いのは本当に謎。


 ウィキペディアによるとレギュラー放送時は、旭化成の1社提供とのことだが、
本作でも堂々の1社提供である。


 各ステージ終了後に旭化成グループのクレジットを見せられるので、
親戚のおじさんに赫々たる経歴を何度も自慢されている気分になって疎ましくなる。

 クイズよりも席順決めゲームとミニゲームがウェイトを占めるバランスには
疑問が残るものの、キンキンの春風駘蕩たる穏やかな表情の再現度は評価できる。
俺はソロプレイでしかやらなかったが複数人でやれば、それなりに盛り上がりそうだ。

 配信でプレイしたときに視聴者がいっしょに考えてくれたのは楽しかったぜ!
さあ、みんなで考えよう! ってな具合にね。
あ、これは違う番組*3の掛け声か……。何はともあれ、クイズは配信向きかもな。

【4点】

 

クイズ $ ミリオネア

クイズ $ ミリオネア

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*1:愛称はキンキン。2015年に肺がんで死去

*2:筆者は、はざま世代なので高度経済成長期を体験しておりません

*3:『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』の掛け声。子どものころ、なんとなく観ていたなあ