カサロシのログ

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【任天堂歴代ハード】発売当時の価格と値下げ後の価格を調べてみた【据え置き機編】


任天堂ハードは全体的にリーズナブル

 

はじめに


 去る2026年5月25日にSwitchやSwitch2などが値上げされ、
ゲームファンの話題をかっさらった。昨今の社会情勢を鑑みるといたしかたないが、
その昔、ゲームハードは値上げするものではなく、
発売から時がたてば改善もしくは改悪が施され、値下げされることが常だった。
そこで今回は任天堂の据え置きハードに絞って、
発売当時の価格と値下げ時の価格を発売順に見ながら、
当時の出来事も振り返っていこうと思う。

 

ファミリーコンピュータ

 

 家庭用ゲーム機を象徴する存在のファミリーコンピュータ。
略称の“ファミコン”は広く浸透し、商標の普通名称化になるほどの影響だった。
また、ゲームに興味のない人からすると“ゲームはすべてファミコン”といった
固有名詞が普通名詞になるくらいの考えを持つに至らしめたエポックメイキングな
存在になった。

発売日 1983年7月15日
発売当時の価格 14,800円
同年の出来事 千葉県浦安市に東京ディズニーランドが開園(4月15日)

 

スーパーファミコン

 

 ファミコンの後継機として発売時から期待値が高かったスーパーファミコン。
ローンチタイトルは『スーパーマリオワールド』と『F-ZERO』。
1998年3月27日には廉価モデルのスーパーファミコンジュニアが発売された。
値下げ後に“スーパーファミコンが4,000円安くなるクーポン券”を使えば、
かなり安く買えるんじゃないかと調べたところ、値下げ時にはクーポンの
有効期間は切れたっぽい。世の中、そんなに甘くないかー。

発売日 1990年11月21日
発売当時の価格 25,000円(別)
値下げ後の価格 1996年8月14日→9,800円(別)
同年の出来事 イラクがクウェートに侵攻、湾岸戦争へ(8月2日)



バーチャルボーイ


 VRゴーグルのような形状が物々しいバーチャルボーイ。
発案者はゲームボーイやゲーム&ウォッチを手がけた横井軍平氏。
覗き込めば赤と黒で構成されたバーチャル・リアリティ空間に没入できた。
ゲームショップに設置してあった試遊機で数分遊んだだけで、
目が疲れてしまった記憶がある。視力がよくなるという噂もあるが果たして……。

発売日 1995年7月21日
発売当時の価格 15,000円(別)
同年の出来事 阪神・淡路大震災(1月17日)

 

ニンテンドウ64


 任天堂が本格的に3Dゲームを開発する足がかりとなったニンテンドウ64。
コントローラには3Dゲームと親和性が高いアナログスティックを搭載し、
『スターフォックス64』と同時発売された周辺機器の振動パックによって、
いまではあたりまえとなったコントローラの振動機能が
家庭用ゲーム機ではじめて搭載された。
広末涼子氏が「シビレる~!」と言っていたCMも印象的だった。
また、このCMにはネプチューンを筆頭に当時の若手芸人が多く出演していた。

発売日 1996年6月23日
発売当時の価格 25,000円(別)
値下げ後の価格 1997年3月14日→16,800円(別)
同年の出来事 TVアニメ『名探偵コナン』が放送開始(1月8日)

 

ニンテンドー ゲームキューブ


 任天堂製ゲーム機として初の光ディスクを採用したニンテンドー ゲームキューブ。
開発が困難でソフト不足になったり、ROMカートリッジで容量不足に陥っていた
ニンテンドウ64の反省を踏まえて開発された。開発コードは“ドルフィン”。
立方体のボディはいま見てもおしゃれである。

発売日 2001年9月14日
発売当時の価格 25,000円(別)
値下げ後の価格(1) 2002年6月3日→19,800円(別)
値下げ後の価格(2) 2003年10月17日→14,800円(別)
同年の出来事 アメリカ同時多発テロが発生、WTCが崩壊(9月11日)

 

Wii


 リモコン型デバイスで直感的な操作を可能にしたWii。
顔のパーツを自由に組み合わせて作成する“Mii”というアバターを
いろいろなゲームで登場させたり、ファミコンからMSXまでの
幅広いラインアップから懐かしのゲームをダウンロードできる
“バーチャルコンソール”が楽しかった。この世代のゲーム機(第7世代*1)になって
ようやく、オンラインサービスが普及したように感じる。

発売日 2006年12月2日
発売当時の価格 25,000円(込)
値下げ後の価格 2009年10月1日→20,000円(込)
同年の出来事 サッカーW杯ドイツ大会が開幕(6月9日)

 

Wii U


 液晶ディスプレイを搭載したゲームパッドが特徴のWii U。
HDMI入力端子が搭載され、任天堂ハード初のHD映像を実現。
下位モデル(ベーシック)と上位モデル(プレミアム)が同時発売。
各モデルの大きな違いは本体保存メモリーで、ベーシックが8GB、
プレミアムが32GB。また、マリオやゼルダに並ぶ人気IPになった
『スプラトゥーン』シリーズの1作目は、本機のソフトとして産声を上げた。

発売日 2012年12月8日
発売当時の価格 ベーシック:26,250円(込) プレミアム:31,500円(込)
同年の出来事 マイクロソフトがWindows 8を発売(10月26日)

 

Nintendo Switch


 据え置き機と携帯機の機能を有したハイブリッドなゲーム機、Nintendo Switch。
本体をドッグにセットした状態では既存の据え置き機と同様にテレビ画面で
ゲームがプレイできるほか、ドッグから外して本体の両サイドに
Joy-Conを装着すると携帯モードとして持ち運びが可能。
さらに本体のスタンドを立てて設置すれば、テレビのない場所でも画面をシェアした
対戦・協力プレイに興じられる。のちに携帯モード専用のNintendo Switch Liteや
本体の液晶画面が有機ELになった上位モデルが発売された。
本機を含む、第9世代*2のゲーム機から値上げが取り沙汰されるようになってきた。

発売日 2017年3月3日(L:2019年9月20日 有:2021年10月8日)
発売当時の価格 29,980円(別) L:19,980円(別) 有:37,980円(込)
値上げ後の価格 43,980円(込) L:29,980円(込) 有:47,980円(込)
同年の出来事 ドナルド・トランプ氏が第45代米大統領に就任(1月20日)

※L=Nintendo Switch Lite 有=Nintendo Switch(有機ELモデル)。
※値上げはすべて2026年5月25日に実施。

Nintendo Switch 2


 Switchのコンセプトを継承し、スペックアップを実現したNintendo Switch 2。
Switchと比べると液晶ディスプレイや内蔵メモリーが大きくなり、
“ゲームチャット”機能が本体に搭載されたことでマルチプレイの楽しさが増した。
マグネットでの装着が斬新な新コントローラ・Joy-Con 2はマウスのような操作も
可能になった。

発売日 2025年6月5日
発売当時の価格 49,980円(込)
値上げ後の価格 2026年5月25日→59,980円(込)
同年の出来事 高市早苗氏が日本初の女性総理に就任(10月21日)

 

おわりに


 こうして振り返ってみると、任天堂ハードはS社やM社のハードと比べると
性能差はあれど、良心的な価格設定だとあらためて感心させられた。
スーパーファミコン・ニンテンドウ64・ゲームキューブ・Wiiの発売当時の価格が
いずれも25,000円というのも興味深い。任天堂はこの価格に
相当強いこだわりがあったのだろうか。たしかに子どもが親にねだりやすい
ギリギリのラインを攻めた価格にも感じる。
長文になってしまったが、ゲームの価格を軸に各ハードが発売された
年の出来事も交えた当ブログでは珍しい社会派記事になったと自賛したい。
今回は任天堂ハードの“据え置き機編”として書き連ねたので、
次の機会には“携帯機編”を書こうと思う。

*1:PS3とXbox 360もこの世代にあたる

*2:PS5やXbox Series X|Sも該当