


【ジャンル:アクション】
【発売元:任天堂】
【発売日:2001年3月21日】
【定価:4,800円】
オリジナル経験者も新鮮に楽しめる変貌っぷり
1992年にファミコンで発売された『スーパーマリオUSA』は1993年発売の『スーパーマリオコレクション』にもリメイク収録*1され、プレイした人も多いと思う。本作はマリコレ版USAをベースにしたアレンジ移植だ。
▲オリジナル版『スーパーマリオUSA』のレビューはこちら。

収録されているのは『スーパーマリオUSA』と『マリオブラザーズ』。まずは本編のUSAではなく、箸休めにちょうどいいスーパーじゃないほうの『マリオブラザーズ』を見ていこう。

タイトル画面はなかなか気合が入った出来。それはそうと、アーケード版の『マリオブラザーズ』の筐体やインストラクションカードに描かれている絵が味わい深くて好きなんだよなー。

ゲーム内容はマリオとルイージが本業の配管工らしく(?)下水道に住み着いたカメ・カニ・ハエなどを退治していく、いつものあれ。面クリア型の“クラシック”と対戦型の“バトル”の2つのモードで遊べる。“バトル”では最大4人対戦が可能で、なんとクッパも登場する。なお、このバージョンの『マリオブラザーズ』は本作のみならず、後続の『スーパーマリオアドバンス』シリーズや『マリオ&ルイージRPG』にも収録されている。

では、本編の『スーパーマリオUSA』に触れていこう。操作可能なキャラクターはオリジナルと同じく、マリオ・ルイージ・キノピオ・ピーチ姫の4名。各キャラの能力が可視化されていて一目でわかるのは、すばらしい改善ポイントだね。

オリジナル版との違いはいくつかあるが、とくに目を引くのがデカい敵キャラやデカいアイテムの追加。これらを投げるとほかの敵を巻き込んで倒しやすくなるので、爽快感抜群なのだ。また、ボイスが追加されたことでキャラの魅力がぐっと高まった。ゲームボーイアドバンスのソフトにしてはうるさいくらい喋りまくるので、好き嫌いは分かれそうではあるが俺は好き。というか、ボイス入りの2Dのゲームが大好物なんだよ。

数ある追加要素のなかで俺が1番びっくりしたのが、新規のボスキャラ“メカキャサリン”。『夢工場ドキドキパニック』で初登場したオネエ系の恐竜のようなあいつがまさかのメカ化。まあ、メカゴジラみたいなもんか……。
『2』以降の『スーパーマリオアドバンス』シリーズもアレンジ移植として十分な出来なのだが、アレンジ度の大胆さでいえば本作に軍配が上がる。オリジナル経験者は原作との違いを楽しめ、未経験者でも『スーパーマリオUSA』の決定版として本作からプレイしても問題のないよくできたアレンジ移植であり、ローンチタイトルとしてゲームボーイアドバンスの性能を知らしめ、ハード立ち上げ期の売り上げに貢献した佳作である。
現在は“ゲームボーイアドバンス Nintendo Classics”でもプレイ可能。
【8点】
*1:『スーパーマリオUSA』は国内での発売が遅かったとはいえ、わずか1年足らずでリメイクされていたのかと驚く




