【ジャンル:シューティング】
【発売元:メサイヤ】
【発売日:1992年12月25日(バーチャルコンソール版は2007年10月23日・
ゲームアーカイブス版は2010年12月15日)】
【定価:7,200円(バーチャルコンソール版・ゲームアーカイブス版は800円)】
これぞ、漢のシューティング!
ゲームで1番硬派なジャンルとは何か?
いろんな答えが返ってきそうだが、
独断と偏見でシューティングということにして話を進めていく。
16連射の高橋名人、理論派の毛利名人、
ラザロボーナスを2回失敗した川田名人……
シューティングの歴史は、己の限界を超えてもなお、
闘い続けた漢の歴史といっても過言ではない。
そう、シューティングとは沖ノ島のように、女人禁制の聖地だったのだ。
しかし、結界は破られることになる。
幻想郷と呼ばれる怪しげな世界を舞台にした某同人弾幕シューティングや、
コンシューマにはびこる幾多の萌えシューティングが登場したからだ。
俺たちが見たいのは、奇抜な格好をした妖怪女や、
やたらと甘ったるい声を発する目の大きな少女ではない。
飛び交う戦闘機、芸術的なまでの機巧メカ、
煙炎と薬莢のにおいが染みついた漢の生き様、
もしくは死に様なのである。
そして、筋肉も忘れてはならない漢の要素だ。
「最近のシューティングは、筋肉が足りない!」と嘆いている、
「アッー!」系の諸兄にプレイしていただきたい1本。
グラフィックやBGMが変態。
その反面、ゲーム内容はわりとふつうの横スクロールシューティングなので、
そういう属性がないシューターにも安心。
1作で終わるバカゲー臭がぷんぷんするが、
シリーズ化やメディアミックスまでされているから、世の中は不思議だ。
【7点】