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マリオとドンキーコングのデビュー作! ビデオゲーム史における記念碑的作品『ドンキーコング』をレビュー

ドンキーコング [FAMILY COMPUTER]
任天堂
売り上げランキング: 16,013



ドンキーコングFC(t)

ドンキーコングFC(g)

【ジャンル:アクション】
【発売元:任天堂
【発売日:1983年7月15日】
【定価:4,500円】

世界一有名な配管工とゴリラ降誕

 マリオシリーズはそれなりにやっているのに、
マリオのデビュー作である本作『ドンキーコング』はプレイしたことがなかった。

 厳密にいえば、GB版クラブニンテンドーの特典で配信されていた
3DSの『ドンキーコング オリジナル・エディション』はプレイしたことがあるが、
このFC版をプレイしなければドンキーコングは語れまい。

 本作はマリオのデビュー作であると同時にドンキーコングのデビュー作でもある。
ということはマリオの最初のライバルは
クッパ(初出は1985年発売の『スーパーマリオブラザーズ』)ではなく、
ドンキーコングということになる。

 ゲーム内容は固定画面アクション。
樽やジャッキなどの障害物をくぐり抜け、
ドンキーコングにさらわれたレディを救い出すのだ。

 このレディというキャラクターはピーチ姫よりも先に登場しているので、
元祖ヒロインといえるだろう。
のちにポリーンと名づけられ、『スーパーマリオ オデッセイ』にも登場している。

 このゲームがトリガーになって、
マリオやドンキーコングといったキャラクターが誕生したことは、
本作の揺るぎない功績なのだが、もう1つ忘れてはならない功績がある。

 それは本作がジャンプアクションの始祖だということだ。
ここからアクションゲームの主人公はジャンプをするという当たり前が生まれ、
そのバトンは『パックランド』や『スーパーマリオブラザーズ』、
ひいては今日のゲームにも引き継がれてきたのだろう。

 ドンキーコングフリークには有名な話だがFC版の本作は、
アーケード版にあったベルトコンベア面が容量の関係でオミットされている。
アーケード版をプレイしたい通な君は、
ドンキーコング64』に収録されているミニゲーム
Switchでダウンロードできる『アーケードアーカイブス ドンキーコング』を
やってみよう!
前出の『ドンキーコング オリジナル・エディション』も
アーケード版準拠の移植だが、いまは入手困難だ。

 FCのローンチタイトルでもある本作は、ゲーム史における重要な1本である。
昭和に生まれ、平成を駆け抜け、令和でも活躍してくれるであろう
マリオやドンキーコングのデビュー作を、ぜひともプレイしてみてほしい。

【9点】

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

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  • 発売日: 2016/11/10
  • メディア: Video Game
 
ドンキーコング

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  • 発売日: 1994/06/14
  • メディア: Video Game
 
ドンキーコング64

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  • 発売日: 1999/12/10
  • メディア: Video Game
 
キングコング2

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  • 発売日: 1986/12/18
  • メディア: Video Game