カサロシのログ

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見た目は変われど、原作に忠実なリメイク! 『聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-』をレビュー

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聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝- | ソフトウェアカタログ | プレイステーション® オフィシャルサイト

【ジャンル:アクションRPG
【発売元:スクウェア・エニックス
【発売日:2016年2月4日】
【定価:1,400円】

リメイクですぜ あんたも せいちょう したもんだ

 1991年にゲームボーイで産声を上げ、今年で30周年を迎えた
アクションRPG聖剣伝説』シリーズの1作目を
PS Vita・iOSAndroidでリメイクしたダウンロード専用タイトル。
俺がプレイしたのは、Vita版。
やっぱり、物理ボタンでプレイしたもんね。

 グラフィックは3Dになっているが視覚的な印象だけで、
ゲームとしての手触りは2Dに近い。
一部のマップの高低差が原因で敵に攻撃がヒットしにくいのが気になったが、
聖剣伝説4』をプレイした俺の堪忍袋の緒はこの程度ではびくともしない。

 サウンドにおいても、原曲を担当したイトケンこと伊藤賢治氏監修のもとで
アレンジされているので実家のような安心感がある。
うーん、“戦闘2”は名曲だし、
後半でフィールド曲が“果てしなき戦場”から
“聖剣は求めて”に変わる演出もたまらんよねえ。
また、任意のタイミングでオリジナルの
ゲームボーイサウンドに切り替えられるのもうれしい仕様だ。

 いくつかのトロフィーの条件が、
レベルアップ時の成長の自由度を奪うことになったのは残念。
のちの聖剣シリーズでおなじみのリングコマンドを導入し、
ユーザーインターフェイスが一新されたので遊びやすくなったのは好感が持てる。

 改善と改悪の分別が見事で、変えなくてはいけないところに手を加えている反面、
変えてはいけないところは極力そのままにしている。
あえて残しているであろう不便さが
当時のプレイヤーの原体験を呼び覚ましてくれるはずだ。
できる限り余計なことをせずに素材を生かしたリメイクなので、
オールドファンにも太鼓判を捺しておすすめできる内容なのだ。

【7点】