カサロシのログ

消化と記録(ゲーム成分多め)

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対戦バランスにやや問題ありだが、順当に進化しているシリーズ3作目『スプラトゥーン3』をレビュー

 





スプラトゥーン3 | Nintendo Switch | 任天堂

【ジャンル:アクション】
【発売元:任天堂
【発売日:2022年9月9日】
【定価:6,578円】

イカ、よろしく~~~(みたび)

 いまやすっかり、任天堂の看板タイトルになった『スプラトゥーン』シリーズ。
Wii Uで初代が発売されたのは2015年、
前作『スプラトゥーン2』がSwitchに登場したのが2017年、
それから5年後に満を持して発売されたのが本作『スプラトゥーン3』だ。


 ジャンルはアクションシューティングで主人公はヒトの姿にもなれるイカ
ヒト状態は装備した“ブキ”でフィールド上にインクを塗ることができ、
イカ状態では自軍が塗ったインクの中に隠れたり、
ハイスピードで泳ぐことができる。
海洋生物が跋扈するごきげんな世界で豊富なモードを楽しもう!


舞台となる“バンカラ街”は九龍城砦のような雑然とした雰囲気が魅力。
路地裏の椅子に長靴が干してあるのを見て「生活感、エグい!」と感動した。

 メインの対戦モードの“ナワバリバトル”は4人1組のチームに分かれ、
3分間でどれだけ塗れるかを競う陣取り合戦。
まずはこのモードで腕を磨くのをおすすめする。

 ナワバリバトルに慣れたら、“バンカラマッチ”に挑戦しよう。
このモードは勝敗によって“ウデマエ(プレイヤーランク)”が上下する
スリリングなモード。ウデマエを上げると購入可能なブキが増える。
新しいブキでさらなる高みを目指すのだ。
そして、このバンカラマッチには4つのルールがあり、
入れ替わりで開催されている。
ガチエリア”はステージ内の特定の場所を塗って一定時間確保したチームが勝利、
ガチヤグラ”はうさんくさい高楼に乗って相手陣地のゴールまで運べば勝利、
ガチホコ”は強力だが機動性はクソのシャチホコみたいなブキを
ゴールに運べば勝利、
“ガチアサリ”は相手のゴールにアサリをたくさん入れたチームが勝利となる。
ざっくりとした説明で恐縮だがプレイすれば、すぐに飲み込めるルールのはずだ。

 対戦モードはさておき、俺のなかで『スプラトゥーン』シリーズの
メインだと信じてやまないのが1人専用モードの“ヒーローモード”なのだ。
シリーズ恒例のこのモードも本作ではいよいよ大詰めを迎え、
いままで不明だった点も明らかになり、
まさに“スプラトゥーン第1章完結”といった様相に仕上がっている。
これまでのシリーズと同じく、一見するとポップだけどバックボーンは
ガチSFな世界観がたまらない。


このマンホールがヒーローモードの舞台、“オルタナ”につながっている。


口車に乗せられて世界を救うことになるのは主人公の悲しい性(さが)である。

カラストンビ部隊の2号こと、ホタルちゃんに頼まれたら断れねえな*1

 

幻想的な背景もヒーローモードの魅力だ。

各ステージにはマンションポエムのような名前がついており、やたらとポエミーなのだ。


 バトルやヒーローモードのほかにも、協力して次々と上陸する
多種多様なシャケの群れを倒す“サーモンラン NEXT WAVE”と
陣取り系TCG“ナワバトラー”も熱中度の高いモードでないがしろにできない。

今作ではブキやギア以外にも“ザッカ”も集められるようになった。
購入したものは自分のロッカーに飾れるので、どんどんデコって承認欲求を満たそう!

 

ナワバトラーのイラストはビック●マンシールっぽい。グ●ーンハウスに怒られませんように。

 前作と比べれば、ステージの構造やブキのバランスに粗さがあるらしいが、
バトルガチ勢ではない自分はさほど気にならなかった。
アップデートによる神調整に期待しつつ、享楽的なイカやタコたちとのバトルを
もう少し楽しんでいこうと思う。

【8点】

 

*1:筆者はアオリよりもホタル派