G-MODEアーカイブス02 愛と労働の日々 ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
【ジャンル:シミュレーション】
【発売元:ジー・モード】
【発売日:2020年4月23日】
【定価:500円】
仕事と家庭の両立は難しい!
フィーチャーフォン(ガラケー)のアプリゲームを忠実に再現する
復刻プロジェクト『G-MODEアーカイブス』の第2弾。
プレイヤーはのっぺらぼうの青いクマを操作して、
就職から定年退職までの31日間を駆け抜けていく。
当時の携帯電話風のフレームはオフにすることも可能。
時計表示が右上なのが懐かしい。ガラケーはカシオの端末を愛用していたなあ。
シンプルな設定画面。“バックライト”の項目はガラケー版の名残りで、
今回のSwitch版では機能しないとのこと。
借金まみれは嫌ですね……。俺は“宵越しの銭は持たない”よりも
“地獄の沙汰も金次第”を信条としているのだ!
自分の幸福度を上げるだけじゃなく、家族や社長にも気を配ろう。
自分を大切にするのは大前提だけど、人間としての幸せって
誰かを幸せにして爆上がりすることもあるんだよね。
緑色のクマが社長。どんな職場でも初日は緊張するよな。
後ろに飾ってある手形の圧がすごい……。
仕事は大玉を制限時間内に所定の位置まで運ぶだけの単純作業。
報酬は出来高制。未経験者歓迎の明るくてアットホームな会社です(闇)。
中にヤバいもの入ってんじゃないのと邪推したくもなるけれど、
労働は黙々と粛々と遂行しつつ、おべんちゃらでコミュニケーション能力の高さを
アピールするのが出世への近道! 社会とは窓ガラス、割らないルール*1。
稼いだお金で買い物しようとしたら、リストに“嫁”が陳列されていて驚愕!
値段ごとにスペックが違うのかな? 愛もカネがものをいうってわけか。
なかなか、ヘビーだぜ……。
“嫁”以外にも“子供”や“家”なども購入できる。
この世界の経済状況はわかんねえけど、けっこうなデフレだな。
1日が終わるたびに給料明細と維持費が表示される。
給料は仕事の善しあしで決まる。家族や車を持つためには維持費が必要。
やけにリアリズムを感じさせるリザルト画面で吐き気がするぜ!
大玉を穴やコース外に落とす、またはプレイヤーが落ちると1ミス。
3回ミスすると社長直々に家へと追い返され、その日の給料は未払いとなる。
訴えたくもなるが、ここはぐっとこらえるんだ……。
仕事で評価されると難しい仕事も任せられるようになる。
逆にミスが続けば、以前のランクに下げられるから油断は禁物だ。
仕事のランクが上がれば大玉の色が変わっていき給料が上がるが、
コースの難度も上がる。高給で楽な仕事はないのだ。
携帯電話が0円の時代もあったなあ……。
あくまで本体価格だから、当然だけど事務手数料や利用料金は発生するんだよな。
宝くじを購入すると、こんなイベントもある。高額当選が出たりもするのかな!?
働いて得た300円より、宝くじの当選で得た300円のほうが嬉しいのは事実。
“嫁”を購入していると発生するイベント。
亭主はそのひと言で、どれだけがんばれるか……。
俺は最高額の“嫁”を買ったんだけど安価なのを買うと、
かけてくる言葉も変わるのだろうか。
勤め人として31日間を全うすると、“私の幸せ”という最終スコアが出る。
これは俺の初プレイのものだ。
手厳しい評価になってしまった。たしかにワーカホリック気味だったから、
もう少し自分や家族を顧みればよかったと反省しているぜ……。
現実ではこうならないように、仕事はほどほどにしていこう。
当時はまったく知らないタイトルだったが、
“人生”をリアルかつコンパクトにまとめたゲームで、
いい意味で複雑な気分になった。
ジャンルは“人生シミュレーションゲーム”になっているけれど、
慣性力が生じる大玉転がしの印象が強いので、
どちらかというとアクションゲームなんじゃないかと俺は思った。
ガラケーでプレイすると操作が難しそうだが、
Switchでの操作性は良好なので安心してほしい。
繰り返しプレイしたい短時間で遊べる味のあるカジュアルゲームだ。
【7点】